「割合のグラフの書き方をマスターしたい」という小5の方、任せて下さい。東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」が分かりやすく説明します。
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棒グラフと折れ線グラフ(復習)
2つ以上の数の関係が一目で分かるように色々なグラフがあります。棒グラフと折れ線グラフは4年生で学びましたね。
図
帯グラフで表す
例えば「36人のクラスで生徒が住んでいる地域を調べたところ、A町が○人,B町が●人,C町が◎人,その他が数人だった場合」にこれを無理やり一つの矢印図にするとこうなります。
図1
これだと、何町が一番多いのかが一目でわかりません。そこで人数をもとに棒グラフを書き(図2)これを横に並べてみると(図3)どの町が多いか少ないかが一目で分かります。これが帯グラフです。
図2 図3
このグラフを「10cmの長さで書いてくれ」と頼まれたら、それぞれの帯の幅を何センチにしたらよいでしょうか?ここから割合の問題になります。
A町B町C町がクラス全体にしめる割合を「先の数(町の人数)÷元の数(クラスの人数)」で求めます。その他は求める必要はありません。
すると、それぞれの帯の長さは「グラフ全体(10cm)×割合」で求められます。
あとは、それをもとに色帯を書けば完成です。
確認テスト(作成中)
詳しい説明を見たい人、問題を解きたい人は関連記事「割合のグラフ」を見て下さい。
円グラフで表す
円グラフは帯グラフをぐるっとまるめてゴネゴネして円の形にしたものです。色帯は色のついた「おうぎ形(切り分けたピザの形)」になります。
図
さっき作った帯グラフを円グラフにしてみます。割合は変わりませんが、形がおうぎ形になったので、長さではなくおうぎ形の中心角を求めてグラフを書いていきます。
円はぐるっと一周で360°なので、全体(もとの数)が360°です。これに割合をかけると各町のおうぎ形の中心角が分かります。
図
それをもとに円グラフを書いていきます。
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