2019年日本の10大ニュース

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国内十大ニュース

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【1位】天皇陛下が即位。「令和」に改元

 平成の天皇陛下が4月30日に退位され、新たに皇太子徳仁なるひと親王殿下が5月1日午前0時、第126代天皇に即位された。

 皇位継承に伴う「即位の礼」の中心儀式で、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿せいでんの儀」は、10月22日に皇居・宮殿で行われ、外国の元首や各界の代表者ら約2000人が参列した。

 即位を祝うパレード「祝賀御列おんれつの儀」は、台風19号による被害に配慮し、11月10日に延期して行われた。皇居前広場や沿道では、約12万人(政府発表)が祝福。皇后雅子さまが涙を拭われる様子もみられた。

 代替わりにより、秋篠宮さまが皇位継承順位1位となり、皇太子待遇の皇嗣こうしになられた。皇位継承権を持つ男性皇族は3人に減り、安定的な皇位継承と皇室の維持が今後の課題となっている。

【2位】ラグビーW杯日本大会開幕、日本8強

 アジア初開催となるラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が9月20日に開幕した。日本代表は、グループリーグA組を4戦全勝の1位で突破し、初の8強入りを果たした。

 初戦でロシア代表に快勝した日本は、次戦で世界ランキング2位(当時)の強豪アイルランド代表と対戦し、福岡堅樹のトライなどで逆転勝ち。決勝トーナメント進出がかかったグループリーグ最終戦では、福岡や松島幸太朗らがトライを重ね、スコットランド代表を振り切った。

 準々決勝で南アフリカ代表に敗れるも、主将のリーチマイケルを中心とした「桜の戦士」の勇敢な戦いぶりは、国内外で称賛を集めた。チームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」は、年末の新語・流行語大賞に選ばれた。

 また、大会を通じ、出場チームの国歌や代表歌を一緒に歌うなど、ホスト国としての観客の振る舞いも注目を集めた。

 11月2日に行われた決勝では、南アフリカがイングランド代表に勝利し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

【3位】京都アニメーション放火、36人死亡

 7月18日午前、京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで、男がガソリンをまいて火をつけ、鉄筋コンクリート3階建て約700平方メートルがほぼ全焼した。死者は36人、負傷者は33人に上り、平成以降の火災では死傷者が最多の惨事になった。

 現場近くで警察官に身柄を確保された青葉真司容疑者(殺人容疑などで逮捕状)は、全身やけどを負って意識不明の重体となり入院。会話が出来るまで回復した11月、病室で京都府警による事情聴取を受けた際には、「自分の小説を盗まれたから火をつけた」などと話した。同社は「これまで制作された作品と同一、類似の点はないと確信している」としており、府警は青葉容疑者が一方的に恨みを募らせたとみている。

 「けいおん!」「涼宮すずみやハルヒの憂鬱ゆううつ」など、同社の作品は、国内外で高く評価されてきた。人気作品の監督や有望な若手アニメーターなど多くの才能が失われた今回の事件は、世界中で報道され、海外の著名人やファンからも追悼の声が相次いだ。

【4位】消費税率10%スタート

 消費税率が10月1日、8%から10%に引き上げられた。外食や酒類を除く飲食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率制度や、キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元制度も同時に導入された。増税による増収は、社会保障の充実や、幼児教育・保育の無償化などに充てられる。

 前回(2014年4月)の5%から8%への引き上げ時には、駆け込み需要の反動減などから個人消費が落ち込み、回復に手間取った。このため、政府は今回の消費増税に際し、軽減税率やポイント還元などの下支え策を打ち出した。来年9月からは、マイナンバーカードの持ち主がキャッシュレス決済をした場合に、買い物などに使えるポイントがもらえる「マイナポイント制度」を始める方針だ。

【5位】東日本で台風大雨被害、死者相次ぐ

 東日本では、9月から10月にかけて、立て続けに台風大雨被害が発生した。

 10月12日に上陸した台風19号は、関東地方や福島県を通過した。神奈川県箱根町では、1日の降水量が観測史上1位の922・5ミリを記録するなど、東日本の広い範囲で大雨となった。国土交通省によると、東北地方や関東地方を中心に71河川140か所で堤防が決壊。浸水や土砂崩れなどで死者は90人を超えた。

 また、長野市の北陸新幹線の車両基地が千曲川の堤防決壊で浸水。10編成120車両が水没し、全て廃車となる被害を受けた。

 9月9日に上陸した台風15号では、強風の影響で千葉県を中心に最大約93万軒が停電。広範囲で電柱が倒れたり、電線が損傷したりして、復旧まで2週間前後かかった地域もあった。

 10月25日には、台風21号に伴う記録的な大雨が各地で降り、千葉県や福島県で死者が出た。

【6位】ノーベル化学賞に吉野彰氏

 スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰・名誉フェローら3人に贈ると発表した。リチウムイオン電池の発明はスマートフォンなどモバイル・IT機器や電気自動車の普及などにつながっており、化石燃料に頼らない社会の実現に向けた貢献が評価された。日本のノーベル賞受賞は27人目(米国籍の2人を含む)、化学賞では8人目となった。

【7位】沖縄・首里城が焼失

 10月31日未明、那覇市の首里城から出火し、中心的建造物である正殿など計8棟が焼損した。74年前の沖縄戦で焼失したが、1989年に復元工事が始まり、今年1月に全体の工事が終わったばかりだった。琉球王国の王宮だった首里城は、2000年に城壁などが世界文化遺産に登録された「沖縄のシンボル」で、今回の火災が観光に与える影響も懸念されている。政府や沖縄県は、再建に全力を挙げる方針だ。

【8位】ゴルフ・渋野日向子が全英女子優勝

 ゴルフの全英女子オープンで8月4日、渋野日向子が初優勝を果たした。男女を通じて、日本勢が海外メジャーで優勝するのは、1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来、42年ぶり2人目。渋野は昨年7月にプロテストに合格し、海外メジャー初挑戦だった。ラウンド中も笑顔を絶やさずにプレーする姿から、海外メディアは「スマイリング・シンデレラ」と呼んで称賛した。

【9位】マリナーズ・イチローが引退表明

 米大リーグ・マリナーズのイチロー(本名・鈴木一朗)が3月21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ終了後に、現役引退を表明した。イチローは1992年にドラフト4位でオリックスに入団。94年から7年連続でパ・リーグ首位打者になった。2000年オフにマリナーズに移籍。大リーグでも10年連続200安打を達成するなど活躍し、日米通算4367安打を記録した。

【10位】徴用工問題で日韓関係悪化

 韓国人元徴用工の問題を発端に、日韓関係が「戦後最悪」と評されるほど悪化した。韓国裁判所は1月3日付で、韓国国内にある日本企業の資産差し押さえを認める決定を出した。日本は1965年の日韓請求権・経済協力協定に反するとして抗議。日本が7月から韓国向けの輸出管理を厳格化したことに反発した韓国は、8月に日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の破棄を通告した。11月の失効直前に破棄は回避されたが、日韓関係全体の改善は見通せない状況が続いている。

【番外】中曽根元首相死去

 戦後5番目の長期政権を築いた元首相の中曽根康弘氏が11月29日、死去した。101歳だった。中曽根氏は、1982年11月に首相に就任。「戦後政治の総決算」を掲げ、約5年間の在任中、国鉄、電信電話、専売の3公社の民営化など行財政改革に取り組んだ。外交では、米国のレーガン大統領(当時)と「ロン・ヤス関係」と呼ばれる個人的な信頼関係を結び、強固な日米同盟の礎を築いた。議員引退後も、憲法改正の必要性を説くなど、積極的に政策提言を続けた。

【番外】中村医師 銃撃され死亡

 アフガニスタンを支援する民間活動団体(NGO)「ペシャワール会」の現地代表で医師の中村哲さんが12月4日、アフガン東部を移動中に武装集団に銃撃され、亡くなった。73歳だった。中村さんは1984年からパキスタンなどで医療活動に従事し、2000年にアフガンで起きた大干ばつを機に、井戸や農業用水路の整備などに取り組んできた。国内外から長年の功績をたたえ、悼む声が相次いだ。

海外十大ニュース

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【1位】香港で学生らが大規模デモ

 香港で6月9日、香港と中国両政府に抗議する住民が100万人規模(主催者発表)のデモを行った。民主派や若者らによる抗議運動は半年を経ても収束せず、デモ隊と警官隊の衝突の激化で香港の社会・経済への影響が拡大した。

 香港政府は10月に条例改正案を撤回したが、抗議運動は続いた。11月の区議会(地方議会)選挙では「5大要求」を掲げた民主派が大勝し、抗議運動への住民の一定の支持が示された。

 香港は中国の「一国二制度」下で、外交・防衛を除く幅広い分野で「高度な自治」が認められている。だが、中国政府は、デモ隊の摘発強化による混乱収束を香港政府に求めている。デモ隊には「一国二制度」の形骸化で「高度な自治」が脅かされているとの危機感が強い。抗議運動に絡む拘束者数は6000人を超えたが、徹底抗戦の構えを崩していない。(香港 角谷志保美)

【2位】ノートルダム大聖堂で大火災

 パリ中心部にあるノートルダム大聖堂で4月15日、大規模な火災が発生し、高さ90メートル余りの尖塔せんとうや屋根の大部分が焼け落ちた。捜査にあたったフランス検察当局は、たばこの火の不始末や電気系統の故障によって火が出た可能性があると指摘した。

 「パリ発祥の地」と言われるシテ島にある大聖堂は13世紀に完成した歴史的建造物で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている。19世紀初めのナポレオン1世の戴冠たいかん式や、ドゴール元大統領らの国葬が行われたフランスの歴史の象徴とも言える建物で、国民には喪失感が広がった。再建を望む世界中の人々からの寄付は約9億ユーロ(約1100億円)に上っている。

 マクロン仏大統領は、5年以内の再建を目標に掲げている。新たな崩壊の恐れもあるため、補強工事が優先的に行われており、仏メディアによると、本格的な修復作業は2021年以降になるとみられている。(パリ 作田総輝)

【3位】16歳グレタさん、国連で演説

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が9月23日、国連本部で開かれた「気候行動サミット」で演説し、各国首脳らを前に「若者を裏切る選択をするなら許さない」と、地球温暖化対策の実行を強い口調で迫った。「よくもそんなマネを」と繰り返し、これまで対策に後ろ向きだった大人たちを責める姿も話題を呼んだ。

 グレタさんは昨夏、金曜日に学校を休むストライキで地球温暖化対策を急ぐよう訴える「未来のための金曜日」運動を始めた。運動は、SNSなどを通じて瞬く間に世界各国の若者に広がった。

 サミット出席のための渡米も、温室効果ガスを大量排出する飛行機を使わず、英国からヨットで大西洋を横断した。サミット直前には、日本を含め160か国以上で一斉にデモが行われた。その後も、毎週金曜日のデモは世界各地で行われた。グレタさんは米誌タイムの「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に史上最年少で選ばれるなど、注目を集め続けている。(ニューヨーク 村山誠)

【4位】北朝鮮、新型SLBM発射

 北朝鮮は10月2日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3型」の試験発射を行った。ミサイルは、日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下した。北朝鮮がSLBMを発射するのは2016年8月の「北極星」以来で、射程の長距離化など、性能が向上している可能性がある。

 ミサイルは通常より高角に打ち上げる「ロフテッド軌道」だったとみられる。河野防衛相は、通常軌道なら、射程は最大2500キロ・メートルに達する可能性があるとの見方を示した。

 北朝鮮は、SLBMを搭載・発射する潜水艦の建造を進めているとみられているが、実戦配備には時間がかかる模様だ。SLBMは地上からのミサイル発射に比べて探知が難しい。このため、能力の高い潜水艦とともに配備されれば、日本や米国にとって大きな脅威となる。

【5位】米、「パリ協定」離脱を国連に通告

 米国のトランプ政権は11月4日、地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」からの離脱を国連に正式に通告した。トランプ大統領は4日のケンタッキー州での支持者集会で「不公平なパリ協定からの離脱を発表した」と述べ、協定を批判した。

 協定はオバマ前政権が批准したが、トランプ氏は2017年6月に脱退方針を表明していた。

 米国は温室効果ガスの排出量で中国に次ぐ世界2位で、自国第一の姿勢を見せるトランプ氏に対し、国際社会から批判が相次いだ。米国内でも野党・民主党が批判を強めている。離脱は通告から1年後の2020年の大統領選翌日の11月4日となる見通しで、温暖化対策が大統領選の争点の一つになりそうだ。

【6位】ハノイで2回目の米朝首脳会談、物別れに

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長は2月27、28の両日、ベトナム・ハノイで昨年6月以来、2回目の首脳会談に臨んだ。北朝鮮の非核化に向けた成果が期待されたが、予定されていた共同声明の署名に至らず、物別れに終わった。6月に3回目の会談が行われたが、溝は埋まらなかった。北朝鮮は年末が交渉期限だと宣言し、軍事的挑発を強めた。

【7位】米中、制裁・報復「第4弾」発動

 貿易を巡って対立する米中両政府は9月1日、「第4弾」の制裁・報復関税を同時に発動した。長引く米中貿易摩擦は一段と深刻化し、世界経済にも影響を与えた。両政府は12月13日、貿易協議の「第1段階」の合意に達したと発表し、15日に予定していた新たな制裁・報復関税の発動は見送った。ただ、米国が問題視する過剰な産業補助金など、中国の構造問題を巡る課題解決は先送りされた。

【8位】アマゾンで森林火災が多発

 ブラジルのボルソナロ大統領は8月23日、世界最大の熱帯雨林アマゾンで多発する森林火災の消火活動のため、軍を派遣する方針を表明した。ブラジルでは2013年以降で最悪のペースで森林火災が発生していた。農牧地や鉱山開発のための違法な焼き畑や森林伐採が火災の原因とされる。環境保護より開発を重視するボルソナロ政権に、国際社会で対策を求める声が相次いでいた。

【9位】英下院が解散・総選挙、EU離脱が最大の争点

 英下院(定数650)の総選挙は12月12日、投開票が行われ、ジョンソン首相が率いる与党・保守党が過半数を大幅に上回る365議席を獲得した。選挙は欧州連合(EU)からの離脱が最大の争点で、保守党が来年1月末のEU離脱を掲げる一方、最大野党・労働党は離脱か残留かを明確にせず、戦後最少の203議席に落ち込んだ。保守党の単独過半数獲得で、EU離脱に道筋がついた。

【10位】英ヘンリー王子に第1子の男児誕生

 英国のヘンリー王子(35)(王位継承順位6位)と妻のメーガン妃(38)の間に5月6日、第1子の男児が誕生した。男児の王位継承順位は7位となる。夫妻は昨年5月の結婚式以降、伝統にとらわれない姿勢が注目されてきた。男児についても、王室の伝統的な名前ではなく、英国で人気の現代的な「アーチー」と名付けた。夫妻は、時代に合わせて変わる王室の象徴として幅広い層の支持を得ている。

あとがき

2019年もいろいろありましたね…

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